チェダーチーズってどんなチーズ?
チェダーチーズは、牛乳製の中型のハードチーズです。
サマセット州などを中心としたイギリス国内や、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、世界各地で造られています。
- 原料乳 牛
- 乳脂肪分 50%
- タイプ ハード
- 大きさ 中型
- 味わい クリーミーで、ナッティな味わい
チェダーチーズの特徴
チェダーチーズの特徴は、独特のテクスチャーを生み出すその製造方法にあります。
チェダリングという伝統的な製法で、乳を凝乳剤で固めてできた塊(カードと呼びます)を何度も積み重ねて酸度を上げることにより、水分(ホエー)を抜いていきます。
その後、カードを細かくカットするミリングという工程を経て、加塩、成型後に熟成します。
チェダリングによって水分が抜けて硬くなることにより緻密な組織が作られ、チェダー特有の食感が生まれます。
チェダーチーズの種類
チェダーチーズには工場製のものと、農家製のものがあります。
工場製のものは20kg前後の立方体で、外皮はなく真空パックに入れて熟成されます。
チェダーチーズのほとんどはこちらのタイプで、クリーミーな食感とナッツのような味わいで食べやすいのが特徴。
生地の色はアイボリーで、ホワイトチェダーと呼ばれることも。
アナトー(ベニノキの種子から抽出される天然の色素)によってオレンジ色に着色されたものはレッドチェダーと呼ばれています。
一方、農家製のチェダーチーズは30kgの円筒形で、周りを布で巻かれて熟成されます。
芳醇な味わいで、甘味や酸味のバランスがよく、口に含むと上質なミルクの香りと旨味が広がります。
こちらのチーズはウエスト・カントリー・ファームハウス・チェダーチーズとして、イギリスのPDOに指定されています。
チェダーチーズに合う食材
チェダーチーズには様々な熟成期間のものがあり、それぞれ味わいも変わってきます。
熟成6ヶ月の若いチェダーチーズは柔らかくマイルドな味わいで、サラダやオムレツ、サンドイッチなど色々なお料理に使いやすく便利です。
熟成12ヶ月のチェダーチーズは生地が引き締まってきて、噛みごたえのあるテクスチャーに変化し旨味も増していきますので、パンや野菜にのせて焼いて食べたり、フルーツと一緒に食べるのもおすすめ。
熟成18ヶ月以上のチェダーチーズは乾燥して旨味の結晶が現れて、より複雑な味わいが楽しめます。
- 食材 生のフルーツ、野菜
- お酒 辛口白ワイン、軽めの赤ワイン、ビール、ウイスキーなど
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