こんにちは。
今日はセミハードについて解説していきます。
セミハードチーズってどんなチーズ?
セミハードチーズとは、圧搾して硬く造ったチーズのことです。
セミハードチーズよりも製造時の加熱温度が高く、より硬く造ったチーズをハードチーズと呼びます。
製造の最終段階で硬くするために押し固めるのではなく、目的の硬さのチーズを造るために初めから計算されて造られています。
セミハードチーズの特徴
セミハードチーズは弾力のあるしなやかなチーズが多いです。
カットしやすく、種類も豊富で保存もきくため、便利で手軽に食べられるチーズといえます。
最近では、スーパーなどでも色々な国のセミハードチーズが買えるようになりました。
代表的なものを見ていきましょう。
セミハードチーズの種類
ここでは日本のスーパーでもお馴染みの、2つのセミハードチーズと、フランス産の個性的なセミハードチーズを2つご紹介します。
スーパーでお馴染みのセミハードチーズ
- チェダー
- ゴーダ
フランス産の個性的なセミハードチーズ
- サンネクテール
- モルビエ
チェダー
チェダーチーズは元々はイギリス生まれのチーズですが、オーストラリアやニュージーランド、アメリカなど世界各国で造られています。
色は白っぽいものや、レッドチェダーと呼ばれるオレンジ色のものがあります。
どちらも爽やかな酸味とコクがあり、食べやすいチーズです。
ブロックタイプのものはカットして、そのままでおやつやおつまみに。
スライスタイプはトーストや、サンドイッチの具にも最適です。
ゴーダ
ゴーダチーズはオランダを代表するセミハードチーズです。
オランダで生産されるチーズの半数がこちらのゴーダチーズ。
クセがなくとても食べやすいチーズで人気があります。
スーパーなどではカットされたブロックタイプのゴーダがほとんどですが、ホールサイズのゴーダは周りを黄色いワックスで覆われたものが主流です。
ワックスはチーズを保護するためのものなので、食べるときは取り除きます。
サンネクテール
フランス産のサンネクテールはフランスの南、オーヴェルニュ地方で造られているセミハードチーズです。
高地の香り高い牧草や、草花を食べた、サレール種という牛のミルクから造られています。
香ばしいナッツのような香りや、草花の清々しい香りのする、とても味わい深いチーズです。
外皮は厚く、白、黄色、赤などのカビに覆われています。
モルビエ
コンテはフランス産のとても有名なハードチーズですが、モルビエはこのコンテ製造で余ったミルクから造られていました。
モルビエにはチーズの真ん中に黒い線があります。
この黒い線は途中までつくったカード(ミルクを凝乳剤で固めたもの)にすすをかぶせて保管しておき、翌日に新しくカードを重ねて完成させるためのもので、現在は本物のすすではなく、装飾の意味で木炭が使われています。
むちむちとした食感で、軽めのフルーティーな赤ワインに良く合います。
セミハードチーズはこの他にもたくさんの種類がありますので、ぜひいろいろ試してみて
くださいね!
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